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小説

かき氷で酔ってみろ

赤いシロップをかけたかき氷が木島の過去と未来を繋ぐ短編小説です。

 ラジオ局のディレクターである木島竜太郎は、夏のある日、若い頃からの仕事仲間で親友の作家、剣崎竜二に電話を掛けます。七月二十五日は日本かき氷協会が認定した「かき氷の日」だから、一緒にかき氷を食べようという誘いです。そして、昭和の風情が横溢する店で、フラッペではない「かき氷」を食べた木島は、仕事で通りかかった馴染みのない町で、ラジオ局の同僚、赤坂絵美里とばったり出会い、地元の赤坂に案内された昭和な商店街で、またかき氷を食べるのです。赤いシロップをかけたかき氷が木島の過去と未来を繋ぐ短編小説です。

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