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小説

窓の外を見てください 6

長編小説「窓の外を見てください」第六回にして最終回。物語はタイトル通りです。『笑ってはいるけれど』で日高祐介と対談した三十歳年上の作家夏木冬彦が、短編集の組み立てについて話し、日高は書き始めます。

長編小説「窓の外を見てください」第六回にして最終回、つまりこれでこの小説が完結します。物語はタイトル通りです。『笑ってはいるけれど』で日高祐介と対談した三十歳年上の作家夏木冬彦が、短編集の組み立てについて話し、日高が書こうとしている短編集は、それぞれの短編がひとつながりの長編でもあると言います。日高は、作家として独立する最初の段階として実家を出て一軒家を借りることにします。その家に訪ねてきた編集者は、夏木の意見に賛成し、この物語が長編小説になることが決まるのです。そして日高は書き始めます。

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