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世界地図の歩き方 6 アザラシの食べ方 

真っ赤な赤い血がお皿代わり。アザラシの内臓を放り出す。腸を引っ張り出してチューチュー吸う子どもたち。

捕獲したアザラシを掻(か)っ捌(さば)き、内臓を放り出す。北極で一流シェフといえばこんなスタイルで料理をお客に出すのだ。さて、そこに集まった食客はいったいどのように食べるのか? 江戸前寿司だと偽って、アフリカ産の大トロにぎりにうまいうまいと大枚払う間抜け顔とは違った、素朴さと真面目さが雪原にひろがる。真っ赤な血がお皿代わり。

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