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評論

アメリカ国内文脈ではなく、世界文脈の英語を

この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──世界とは母国語の外のこと」
に収録されたものです。
 アメリカの人たちがアメリカ国内で日常生活を送っていく文脈のなかで使う、彼らにとっての母国語つまり普通に言われているところの英語は、世界ぜんたいから見るとアメリカという国の方言のようなものだと僕は思っている。その方言のまま世界のどこへでも出ていき、自分は方言を使っているという自覚など少しもないままに、あらゆる問題の論議を方言のまま押しとおしてしまうアメリカの人たちの数は多い。そしてその力はたいへん強い。
底本:『日本語の外へ』角川文庫 2003年
『日本語の外へ』筑摩書房 1997年

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