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小説

冬の貿易風

時を重ねた再会は、彼女に新しい名前、本来の名前をもたらすはずだ

ホノルルのブックストア。
巨大なショッピング・センターの中にあるその店の外側は
冬の貿易風が降らせるどしゃぶりの雨だ。
そのブック・ストアで劇的な再会が起きる。
2人は10年ぶりの再会を喜び、男は女の家に招かれ、
同居の女性と息子にも紹介され、やがてその息子の姿に
かつての自分を重ね、しばし痛切な思い出にひたる。
しかし、10年前は10年前、今は今だ。彼はもう大人である。
だから関係も、変わっていい。
今こそ彼女の名を、昔とは違…

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