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小説

永久緑色

自由な女性と置いて行かれる男性の物語

彼女は空手の高位の有段者で、空手のインストラクターを仕事にしている、とても美しい女性。その彼女と知り合って、少しづつ親密になり、恋人と呼べるような関係になった男性は、いつも彼女が身につけている緑色のイヤリングを強く印象に残していました。彼女が、そのイヤリングを「取って」と彼に言い、彼はそれを外します。そして、彼女は彼を置いてニューヨークへと旅立ちます。彼の手には彼女が描いた彼女の自画像が残されます。自由な女性と置いて行かれる男性の物語。巻末には、片岡義男と編集者との作品解題的な対話も収録されています。

底本:『すこしだけ白、すこしだけ黒』角川文庫 1987年

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