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評論・エッセイ

ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう ネイティヴ・スピーカー以上のスピーカーになるんだ

【英会話とはなにか】

オウム・イングリッシュでは満足できない

 外国語を体でおぼえるのは、とても大切なことだ。
『日本語にないことは英語でも言えないはずだ』で例としてあげてきたような文章は、とても短いものであり、しかも知的な内容を盛りこんだものではないから、なおさら体でおぼえる必要がある。頭のなかで自己流にひねくりまわして考えても、どうにもならないのだ。
 しかし、体でおぼえるということは、異国の街頭的日常での短い用足しセリフが、機械的に口のさきからオウム返し…

底本:『ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう』KKベストセラーズ 一九七六年

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