10月5日に発売された俳人の堀本裕樹さんの新刊『才人と俳人　俳句交換句ッ記』（集英社）に片岡義男がゲストの１人として登場しています。

この本は集英社の読書情報誌『青春と読書』の連載を書籍化したもので、俳人の堀本裕樹さんが、毎回１つの季語をテーマに28人の「才人」と往復書簡形式で俳句とエッセイを交換する、というものです。やり取りの中でゲストと堀本さんの詩情が交じり合い、俳句の新たな魅力が引き出されています。
片岡義男は「桜」の季語で参加。30数年前に俳句の達人から教わったという俳句の秘訣を披露し、今回の季語「桜」をどのように発想したかをエッセイとして書いています。一方の堀本さんは、かつて２度目の東京暮らしを始めた頃、横断歩道で片岡義男とすれ違ったが声も掛けられなかった、という思い出と共に、片岡の句作りの方法論について言及されています。

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