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短編小説集『短編を七つ、書いた順』から『ある編集部からの手紙』を公開

短編小説集『短編を七つ、書いた順』(幻戯書房/2014年)所収の『ある編集部からの手紙』を本日公開しました。

1998年、フリーライターの加納文明は大学の芸術学部の同期で、現在はレコード会社にいる友人の菊地俊介と新宿の店で落ち合う。そこには美大出のホステス、北原カレンが同席していた。菊池は彼女のシングル盤を製作し、デビューさせるための企画を加納に話す。15年後、作家となっていた加納はある編集部から「かつてシングル盤1枚だけを世に出した歌い手は、いまどうしているのか。歌い手の現在を見せることによって、その歌のたどった日々をあらわにする」といった連載企画の執筆依頼を受ける。15年前に自らが立ち会ったひとりの歌手とシングル盤誕生の物語は、そのまま現在の彼が書こうとする原稿でもある。そして加納は、カレンから13年前に届いた葉書を頼りに、彼女に会いに行く。

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2023年4月28日 00:00 | 電子化計画

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