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『図書』12月号にて連載エッセイ掲載

岩波書店『図書』にて連載中の片岡義男エッセイ「CDを積み上げる」。今回はアルゼンチン出身のアーティスト、フェミナのアルバム『真珠と貝殻(Perlas & Conchas/ペルラス&コンチャス)』を取り上げます。タイトルは『逃れられなかったもの』。

フェミナは2004年に結成された、女性三人組のグループ。『真珠と貝殻』は第三作目のアルバムであり世界デビュー作です。日本ではあまり知られていないようですが、南米や北米のラテン語圏では未来を嘱望されるグループだそうです。

ライナー・ノートには彼女たちが「逃れられなかったもの」として、生まれ育ったアルゼンチンの小さな町や南米の民族音楽を挙げていますが、片岡義男は「これらは彼女たちのもっとも深いところへ浸透して、叙情を作った。言葉がその抒情に介在している」とした上で、「自分の言葉とは、主義やその主張ではなく、もっとも普遍的なものとしての叙情なのだと、僕は思考する」と結んでいます。

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■関連リンク

・Fémina - Perlas - Perlas & Conchas


2021年12月3日 17:15 | 片岡ニュース

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