9月26日（日）、バイカーズパラダイス南箱根において雑誌『片岡義男を旅する一冊。』発売記念のトークショーが開催され、編集長の河西啓介さんと、編集者の嶋田智之さんが登壇しました。

お二人は「片岡義男さんは今も現役で作品を発表している稀有な作家」とした上で、初めて出会った片岡作品として河西さんは「オートバイが登場する各種作品」、嶋田さんは『心をこめてカボチャ畑にすわる』を挙げられました。今回の雑誌制作については「クラウドファンディングの出資者からの期待に応えられる本を作れるのか、制作中は相当にプレッシャーを感じていた」（河西）、「作品リストの制作には調査だけで半月を要した」（嶋田）など、苦労話も。終盤で嶋田さんは「編集に関わった人誰もが、月刊誌一冊分の何十倍もの熱を注ぎ込んで作った。多くの方に知ってほしい」と会場に集まった片岡義男ファンに呼び掛けました。

このトークの模様は、MCを務められた小林ゆきさんのYoutubeチャンネルで公開されています。また『片岡義男を旅する一冊。』の入手方法については「雑誌『片岡義男』をつくる編集室」のFacebookページをご覧下さい。

なお会場では「片岡義男とオートバイ　〜80年代バイクブームを彩ったマシンたち～」の企画展も開催中です（11月7日まで）。

■関連リンク

・「Kommonちゃんねる」（小林ゆきさんと小森義也さんのYoutubeチャンネル）
・「雑誌『片岡義男』をつくる編集室」
・80年代バイクブームを彩ったマシンが大集合！「片岡義男とオートバイ」
【小説】
・『心をこめてカボチャ畑にすわる』