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東京を撮る62『こんな写真も撮るのです』公開!

本日公開の作品をご紹介します。

【新作】東京を撮る62『こんな写真も撮るのです』

今回登場するクレール・フォンティーヌはフランスの老舗の紙屋さんで、ロディアやクオバディス、エルバンなどを傘下に持つ、巨大文具メーカーでもあります。特にノートブックやノートパッドの種類が豊富で、高級なハードカバーから手頃な中綴じのメモ帳まで、とても幅広い選択肢があります。そこから片岡義男が選んだのは、一番小さなタイプ。小説内に頻繁に登場する、ミニ六穴のシステム手帳を始めとして、コンパクトなノートブックをアイディアメモに使う登場人物同様、片岡義男自身も小型のノートブックに万年筆でアイディアを書き込むのですね。それが京都の喫茶店をはしごする目的へとすり替わっていく話の後に、やっぱりまたノートブックの写真が続く、その呼吸が「東京を撮る」の楽しさです。

こちらからお読みいただけます

2021年2月10日 00:00 | 更新情報

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