本日公開の作品をご紹介します。

【新作】東京を撮る61『オム牛カレーを食べたまえ』

万年筆のインクが、ここ数年、ちょっとしたブームになっています。その人気は万年筆を超えてしまい、インクは万年筆ではなく、ガラスペンなどの、いわゆる付けペンで使用されていたりもします。この『オム牛カレーを食べたまえ』の中で、片岡義男は3種類のインクを3本の同じ万年筆に入れて書き比べています。さらに、インクを三種類ずつ七とおり集めることは、やってみようかと書いています。万年筆のインクには集めたくなる不思議な魅力があるのかもしれません。ここで片岡義男が使っているプラチナ万年筆の「センチュリー3776」という万年筆は、初心者にも書きやすく、マニアも納得の優れたペン先とキャップさえ閉めていれば2年はペン先が乾かない機構を持った名品。メロンの皮くらい強力です。

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