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『甘く優しい短篇小説』目次

『甘く優しい短篇小説』目次

2026年9月4日 00:00

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『甘く優しい短篇小説』は1990年6月に新潮社から刊行され、1993年に同社より文庫化されました。
『趣味の腕立て伏せ』は「小説新潮」(新潮社)1989年7月号、『そして最後にマヨネーズ』は1989年9月号、『甘く優しい短篇小説』は1989年11月号、『三日月と会話する』は1990年1月号、『いちばんつらい人』は1990年3月号、『ソノマの重い赤』は「ミステリマガジン」(早川書房)1989年11月号にそれぞれ掲載されました。

「片岡義男の小説ときたら、ただひたすら軽くさわやかに、現実の表層を滑空することをめざしている。それは「物語というものは、現実とは正反対の、しかもはるか遠いところに存在するもの」という彼の確信に根付いているのだ。
(片岡作品に登場する)個々のアイテムの記号性をどのように解読し意味づけるかは、読者の感受性に一方的に委ねられているわけだから、この作者と読者の間は、目配せ一つで意志が疎通する秘密クラブの会員のように、特権的な信頼関係で結ばれているにちがいない。
片岡にとっては、物語の構成を考え、それをすこしずつ語りながら完成に近づけていく、その過程にしか確かな手応えや心地よい興奮は感じられず、できあがった物語は、ただ虚空に浮かぶ月のようなものにすぎない。読者は天を見上げ、頭のなかでその月と勝手に会話を交すのである。むろん読者が望むなら、醜くつらい現実を素材に、「甘く優しい短篇小説」を仕立てるぐらい、このてだれの作家には造作もないことだろう。だが、そんなことをして、いったい何になるというのか?」(永井 旦/文庫解説より)

趣味の腕立て伏せ

そして最後にマヨネーズ

ソノマの重い赤

甘く優しい短篇小説

三日月と会話する

いちばんつらい人