『一日じゅう空を見ていた』目次
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『一日じゅう空を見ていた』は1984年1月に角川文庫から刊行されました。収録作品のうち『スイッチ・ヒッター』は「月刊カドカワ」1983年6月号、『心待ち』は月刊カドカワ』1983年7月号、『巨大な月曜日』は「All Right」に、『熟睡する女性の一例』は「野性時代」1983年10月号に掲載されたものです。
最悪の主人公、といって差し支えない。
主人公がナイスガイだったり、
苦悩する人格だったりする必要はないのだから、
最悪の主人公だってかまわない。
夏の暑さが、彼を行動に駆り立てる。
良い悪い、ではない。
自分の体をフルに、起用に過不足なく使って、彼は動く。
繰り返すが、最悪の主人公である。
(『スイッチ・ヒッター』)
一日じゅう空を見ていることを可能にするもの、
それも最高の条件で見続けることを可能にするのはいかなる状況か、ということをこの小説は描いている。
どんな高価なプレゼントよりも記憶に残り、消費や購買とも無縁なその成り行き。
読者の皆さんもまた、出典を明らかにすることなく
この短篇とそっくり同じ一日を過ごしてみるとよいかもしれません。
(『一日じゅう空を見ていた』)
著者とのインタヴュー 江原麻衣子 ※
※「著者とのインタヴュー」は未公開です。
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