『アップル・サイダーと彼女』目次
『アップル・サイダーと彼女』は1979年10月に角川書店から文庫として刊行されました。
子供のころからの体験は、いつしか感受性の奥に刻み込まれ、大人になってからも心が透明なひとときに、鮮やかに蘇えってくる——。
毎朝食べさせられたオートミール。雨に濡れたアスファルトや夜の港の霧笛。オートバイにあこがれた頃や、気ちがいじみた青空の下を走るアメリカン・ハイウェイの記憶……。
それは、あのころは、身のまわりに起きる出来事と友だちになっていたからにちがいない……。
読者が片岡義男とともに鮮明で素晴らしい原風景を体験できる洒落た一冊。
(カバーより)
ギアを8段に落とし、町の少年たちの野球を双眼鏡で見ながら西へ
あとがき(1979年10月)(『あとがき』にリンクします。「1970年代」の『アップル・サイダーと彼女』をクリック)
※「他人の虹」は「他人の虹の端に向かって」と改題され「片岡義男エッセイ・コレクション『本を読む人』」(1995)に収録
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