『トウキョウベイ・ブルース』目次
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『トウキョウベイ・ブルース』は1980年5月に集英社コバルトシリーズとして集英社文庫から刊行されました。表題作の『トウキョウベイ・ブルース』は雑誌「小説ジュニア」1979年9月号に『トウキョウ・ベイ・ブルース』として掲載されたものを改題。『翔びなさい、と星が言う』は同じく雑誌「小説ジュニア」1980年2月号に掲載されたものです。
サンダーバード。オールズモービル。
リンカン・コンチネンタル・マーク4。
この日本、という国を走るにはいささか大きいクルマたちが梅雨前線が停滞する東京湾岸をすべっていく。
18歳か19歳。一番の年かさでも、せいぜい24歳。
1人の死に始まり、出会い、いくつかの別れ、旅立ちがある。
すべては時とともに移ろっていく。
青春期から大人へ移行する時期の痛みを
東京湾岸の風景とともにやさしく抱きとめた長編小説。
(『トウキョウベイ・ブルース』)
17歳の女子高生2人は、朝のラッシュ・アワーで怒涛のように流れてくる人波に逆行し、そこから外れて生きる存在として描かれている。
通常のヘテロセクシュアルからの逸脱。死への傾斜。
生まれてくるべき星は、ここではなかったのかもしれない。
だから、「翔びなさい」と別の星が言う。
しかし彼女は、この星の現実の中でしか、飛ぶことはできないのだ。
(『翔びなさい、と星が言う』)
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