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『私は彼の私』目次

『私は彼の私』目次

2026年7月24日 00:00

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『私は彼の私』は「野性時代」1986年10月号、『秋時雨』は同1986年12月号、『鎖骨の感触』は「DIME」1986年11月号にそれぞれ掲載されました。

「ひとつのストーリーを手に入れるにいたるきっかけは、その気になりさえすれば、日常のいたるところにあるようだ。真夏の晴天の日に裸でねそべっているとたいへんに気持ちのいいバルコニーで、夏の陽ざしを全身に浴びてなにもしないでいると、たとえば青い空と白い雲が見えたりする。その青い空を、ひっきりなしにジャンボ・ジェットが飛んでいく。どこの誰が、いったいどのような用件で十五分おきにジャンボで飛ぶのだろうか、などと考えていると、バルコニーに裸で横たわってなにもしていないぼくという、ひとつの極小の状態を認識するにいたる。この極小の状態に対比しうるのは、とりあえず極大の状態であり、それはなにかというと、たとえば北アメリカ大陸のような、サイズとしても極大で、内容の複雑さにおいても極大であるような場所からジャンボで飛び立ち、太平洋という極大の海を越えて日本へ到着するといった状況だ。このとてつもなく巨大な状況が、やろうと思えば一日のうちに可能なのだなあと、空を見ながら思っていると、新たなストーリーにいたるきっかけは、もうすぐそこだ」(「あとがき」より)

私は彼の私

ほぼ完璧な情事

鏡が必要です

秋時雨

ブルー・マイナー

信号を左折する

泣いた顔

鎖骨の感触

あとがき(『あとがき』にリンクします。「1980年代」の『私は彼の私』をクリック)