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【特集】『日本語の外へ』インデックス

【特集】『日本語の外へ』インデックス

2024年12月20日 00:00

このページは『日本語の外へ』のインデックス(目次)ページです。


『日本語の外へ』は1997年5月に筑摩書房から刊行。2003年9月に角川書店から文庫として刊行されたのち、2024年12月に筑摩書房から再度文庫として刊行されました。



第1部 アメリカ

  湾岸戦争を観察した

   八月二日、軽井沢。快晴

   犬にでもくれてやれ

   ウェイ・オブ・ライフを守る

   町を囲んだ黄色いリボン

   「日本はアメリカとともにあります」と首相は言った

   「神の目から見れば」

   仕事をすませて家へ帰ろう

   大統領の得点

   帰ってくる死体の映像

   ヘリコプターは上昇し飛び去った

   メモリアル・デイにまた泣く

   第九条


  フリーダムを実行する

   個人主義にもとずく自由と民主の視点

   真実はまだ明かされない


  遠近法のなかへ

   『クレイジー』というテーマ曲

   エルヴィス・プレスリー・エコノミックス

   現状は好転していかない

   「彼らはとにかく頑固だよ」

   ラディカルさの筋道

   ヒラリー・ロダム

   ヴァージニア・ケリーの死

   グレン・ミラー楽団とともに

   もっとも良く送られた人生

   大統領が引き受けたこと

   小さく三角形に折りたたんだ星条旗

   煙草をお喫いになりますか

   午後を過ごす最高の場所

   キノコ雲の切手

   ジープが来た日

   ちょっと外出してピストルを買って来る

   キャロル・ホルトグリーン


第2部 日本語

  世界とは母国語の外のこと

   薄い皮だけがかろうじて英語

   懐かしいネガティヴ・ステレオタイプ

   頭のなかが日本語のままの英語

   「モースト・インポータント」とは?

   母国語の呪縛の外へ

   IとYOUの世界

   生まれながらにして客観をめざす言葉

   現実のしがらみと「私」

   利害の調整、という主観の世界

   動詞とは個人の責任のことだ

   話しかたと聞きかたの洗練

   アメリカの国内文脈ではなく、世界文脈の英語を


  母国語の性能が浪費される日々

   人生のすべては母国語のなかにある

   母国語は「いつのまにか自然に」身につくか

   母国語の性能と戦後の日本

   江戸から円高まで──日本という試み

   あらかじめ約束されていた結果


  ペシミズムを越えようとしていいのか

   資本主義の合流車線

   遠く懐かしい文化論の時代

   真の文化とは時間の蓄積だ

   僕の国は畑に出来た穴だった

   あとがき(『あとがき』リンク版にリンクします。「1990年代」の『日本語の外へ』をクリック)