『ミス・リグビーの幸福 —蒼空と孤独の短篇—』目次
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「探偵アーロン・マッケルウェイ」シリーズは雑誌「ミステリマガジン」(早川書房)誌にて1976年8月号から1984年10月号に断続的に連載された探偵小説であり、片岡義男の作品ではほぼ唯一と言ってよい、同一のキャラクターが主人公のシリーズ作品です。
1985年に早川書房から刊行されたのち、1987年2月にハヤカワ・ミステリ文庫から『ミス・リグビーの幸福 私立探偵マッケルウェイ』『ムーヴィン・オン 私立探偵マッケルウェイ(2)』の二分冊で刊行、2009年6月には〈片岡義男コレクション3〉として早川文庫JAから刊行されました。
「私立探偵が登場するストーリーを書いてみたくなった理由は、たいへん単純だ。私立探偵の物語が読み手にとって面白いものであるのとおなじように、私立探偵は、書き手にとっても、魅力的な存在であるからだ。
名前をアーロン・マッケルウェイとまずきめておき、アイリッシュ・カソリックでなればならないと自分ひとりで思いながら、彼の年齢を二十一歳にきめた。カリフォルニアで二十一歳の青年が私立探偵を営むことは、できない。だから、主たる舞台としてあてにしていたカリフォルニアも、そしてアーロン自身も、彼の二十一歳という年齢設定によって、たちまち架空のものになっていった。
このことは、ぼくにとっては、好都合だった。なぜなら、たしかに私立探偵としてそれぞれの事件の内部に入ってはくるけれども、ほとんどなんの役も果たさないような私立探偵というものを、ぼくは書いてみたいと思っていたのだから」(「あとがき」(1985年/早川書房版)より)
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