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評論・エッセイ

吉永小百合の映画 『太陽は狂ってる』

東京の平凡な高校生、という設定の役を浜田光夫(光曠)が演じている。ふとしたはずみで新宿のちんぴらの世界に巻きこまれる。このちんぴらの世界にいるのが、川地民夫だ。真面目で平凡な高校生という道をはずれると、非行グループやちんぴらたちの世界が待ち受けているという前提で進んでいく物語は、まぎれもなく1960年代初めの頃のものだ。

底本:『吉永小百合の映画』東京書籍 二〇〇四年

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