VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

MENU

小説

最終夜行寝台

そうしよう、と思ったら、そうしてしまう。行き着く先は、やさしい最終夜行寝台。

タイトルが示すように最終夜行寝台が舞台にはなっているが、
おそらく、読む前に想像できるイメージとは違っているはず。
その寝台には、女が1人で乗る。
そして、女が立て続けに酒を飲む、という時の
感情の動きや事の顛末なども、
これまで多くの物語が紡いできたものとは違っているだろう。
最終夜行寝台は、きちんと定刻ごおりに任務を遂行するはずだ。
そして寝台のベッドは、上段ではなく下段で、ほんとうによかった。

このエントリーをはてなブックマークに追加