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小説

象がきた町

ある日、大陸を巡回興行するサーカスの一団が、人口六百人の小さな町・ステーツボロにやってきます。本来行くべき予定のルートにあった町が洪水に逢い、仕方なく回り道をしてきたのです。空飛ぶ象を売り物にしたサーカスは町中の人たちを興奮させますが、その熱狂がひとつの事件を起こします。短編ながら、スモール・タウンもののホラーや、巡回サーカス団の記録などを詰め込んだ、奇妙な味の短編小説です。

『奇想天外』一九七六年九月号

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