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評論・エッセイ

提灯に誘われて

東京の夜の薄闇に赤提灯が灯るなら、そこには酒とそれにふさわしい食べ物がある。そしてその過去に向けてさかのぼるなら、さほど遠いとも言えない江戸に、ただちにたどり着く。東京に数多く灯る赤い提灯は、江戸の思い出だ。

底本:『自分と自分以外──戦後60年と今』NHKブックス 二〇〇四年

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