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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

学生さん、と呼ばれていた

ただの大学生を、なぜさんづけで呼んだのか。若い人たちが大学へ進学することに対して、社会ぜんたいが大きな期待を寄せていたからだ。大学生たちは前方で輝く希望の星のように見られた。しかしそのような時代は急速に終わった。

底本:『自分と自分以外──戦後60年と今』NHKブックス 二〇〇四年

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