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小説

去年の夏、ぼくが学んだこと

片岡義男の小説には、小説を書こうとする人物が頻繁に登場します。また、小説を書く孤独や、虚構とは何か、といったモチーフも多用されます。この長編小説は、それらの集大成的作品。1967年の東京を舞台に、27歳の「僕」が、出会った女性たちの言動を虚構化する道筋が、彼が書くであろう小説のプロットや作中作を通して語られます。そこには、これまでに書かれた短編小説の断片が沢山登場するので、探してみてください。

初出・底本:『去年の夏、ぼくが学んだこと』東京書籍 二〇一五年

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