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評論・エッセイ

ぼくならケチャップはハインツ

ハンバーガーというものは、ケチャップをかけて食べるための「台」のようなものであり、ハンバーガーを食べるときの主たる目的は、ケチャップのボトルを何度も手にとっては、ドロリとケチャップをかけ、そのケチャップを楽しみ食べることにある。そのときのケチャップは、ハインツのトマト・ケチャップでなくてはいけない。

底本:『紙のプールで泳ぐ』新潮文庫 一九八八年

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