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評論・エッセイ

ロックン・ロール革命の遺産 2 値札のついた新しい価値観

1950年代の日本には、「若者」というユース・マーケットがまだなかった。経済や産業がまだそこまで発展していなかったからだ。当時の日本で「若者」といえば、勤労しつつなんらかの思想や哲学を学びつつある青年とか、お祭りにフンドシをしめておみこしをかつぐ青年というようなニュアンスでしかなかったのだ。

『FM fan』一九七七年十月十七日

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