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評論・エッセイ

あすへの話題 パーマを撮る

子供の頃、そして大人になってからも、パーマの看板をいたるところで目にした。戦後はいろんなものから始まったが、そのなかのひとつがパーマだった。日本にないものを外国から取り入れ、日本向けに改良して大いに活用するという方式の実践により、戦後の日本が抱いた無数の夢は支えられた。その夢の始まりがパーマだった。

『日本経済新聞』二〇一三年四月二十七日(夕刊)

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