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評論・エッセイ

時の過ぎゆくままに

映画『カサブランカ』は、ハリウッドの黄金時代にワーナーがスター・システムのもとに、ルーティーンとして量産していたメロドラマのひとつだが、そこに結集していたさまざまに高度な才能を持った職能集団は、まさに黄金期のもので、すべてをひとくくりにとらえると、伝説の名作だとしてもいいだろう。

初出:『朝日新聞』二〇〇五年三月十八日 夕刊
底本:『ピーナツ・バターで始める朝』東京書籍 二〇〇九年

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