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評論・エッセイ

東京縦画面 1 架空の街を歩く人の胸のときめき

僕にとって未踏の秘境であるJR中央線の阿佐ヶ谷に、二〇〇四年の八月後半と九月なかばに訪れ写真を撮った。ただ歩いて観察しているだけでは、その場所がどこであっても、僕の胸はときめかない。発見する光景を片っ端から撮影すると、気持ちは高揚して胸はときめく。なぜだろうか。

底本:『日本カメラ』二〇〇五年一月号

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