まだ沖に出ている夕陽のサーファー
波をうまくつかまえたその瞬間、凄まじいエネルギーをサーフボードの下に感じる。と、同時にその瞬間には、周りにあるすべてのものが見える。太陽が遠い水平線のむこうに落ちこむ頃、ほのかなシルエットになって、ひとりのサーファーが波のむこうから現れて波の頂上へ持ちあげられる。それはもうひとりの自分かもしれない。
底本:『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年
初出:『サーフィンワールド』一九七七年八月
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波をうまくつかまえたその瞬間、凄まじいエネルギーをサーフボードの下に感じる。と、同時にその瞬間には、周りにあるすべてのものが見える。太陽が遠い水平線のむこうに落ちこむ頃、ほのかなシルエットになって、ひとりのサーファーが波のむこうから現れて波の頂上へ持ちあげられる。それはもうひとりの自分かもしれない。
底本:『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年
初出:『サーフィンワールド』一九七七年八月
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