シティ・ボーイはみじめだからコンクリートと格闘する
シティ・ボーイは何か一つのことに対し、徹底的にクレイジーにならないと救われない。クレージーになっていないシティ・ボーイなんて、本当にどうしようもない。アメリカのスケートボード映画『スピニン・ホイールズ』を観ることで、シティ・ボーイとクレージーネスとの相関的な関係が、はっきりとつかめる。
底本:『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年(「サーフシティからの航空便」10)
初出:『宝島』一九七七年一月号(サーフ・シティからの航空便 第11便「クレージーでなければハイにもハッピーにもなれないということ」)
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