ペーパーバック・ライターたちとのつきあい
ペーパーバックは、「本」というよりもパッケージだ。表紙絵、文字の巧みなレイアウト、宣伝コピー、背をのぞいた三方に塗ってある赤や黄や緑の色、手に取ったときの雰囲気や質感、ニュース・スタンドにならべられている様子など、いろんな要素が、ペーパーバックをひとつのパッケージにしている。それはまさに大衆文化だ。
底本:『町からはじめて、旅へ』晶文社 二〇一五年改版(一九七六年初版)
初出:『読売新聞』一九七五年八月十日
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ペーパーバックは、「本」というよりもパッケージだ。表紙絵、文字の巧みなレイアウト、宣伝コピー、背をのぞいた三方に塗ってある赤や黄や緑の色、手に取ったときの雰囲気や質感、ニュース・スタンドにならべられている様子など、いろんな要素が、ペーパーバックをひとつのパッケージにしている。それはまさに大衆文化だ。
底本:『町からはじめて、旅へ』晶文社 二〇一五年改版(一九七六年初版)
初出:『読売新聞』一九七五年八月十日
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