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評論・エッセイ

手軽で安い人たち

値段が安いのものは魅力的に見える。それが手軽に利用できれば、さらにその魅力は大きくなるが、うかつにそればかり買っていると、大きなつけがまわって来るのではないか。なぜなら「安くて手軽」とは、「質が低くて内容がない」ことの別の言いかたにすぎないから。

底本:『アール・グレイから始まる日』角川文庫 一九九一年

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