ユー・アンド・ミー・ソング
2016年発売の短編集「と、彼女は言った」の掉尾を飾ったのが、北欧のバンドであるワナディーズの1994年のヒット曲をタイトルにした物語。
2016年発売の短編集「と、彼女は言った」の掉尾を飾ったのが、北欧のバンドであるワナディーズの1994年のヒット曲をタイトルにした物語。作家の水谷修二郎と元編集者の仲井文武のふたりの酒場での会話は、出会いから、仲井をモデルにした酩酊やゴールデン街や道行について、かつて水谷が書いた短編小説の内容へと、とりとめもなく続きます。その中で、水谷が見た仲井という人物像がゆっくりと浮かび上がり、ふたりはタクシーでゴールデン街へと向かいます。そこから生まれるかもしれない一冊の短編集の予告編が、この小説です。
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