VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

記念写真

同意なき記念写真

偶然地下鉄に乗り合わせた男女が
久しぶりだからちょっと飲もう、ということになる。
よくある場面だ。そして6軒もハシゴして
女のほうが酔いつぶれそうになっている。
男は女を支えながら部屋まで送っていく。女は寝てしまう。
そこで男はその日、景品で当たったインスタント・カメラを
たまたま今、自分が持っていることに思い至る。
酔いつぶれた女が目の前に横たわり、
そこにカメラがある時、男はどうするのか。
片岡義男はそれをどう書いているのか…

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