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小説

青い空、甘い風

きれいに晴れ上がった空のあった時代を、カラダの中に住まわせること

18歳で高校を卒業し、そこからまた18年。
結婚して、離婚して、ヨリを戻す、というようなこともチラホラ。
紆余曲折もありつつ、未来もまだまだ大いにある年齢だ。
東京を離れた場所でのクラス会、という機会が訪れる。
それは不思議とくすぐったい再会の時間だ。
その中に、今、歌謡曲、それも古い歌謡曲の歌手をしている女性がいる。
彼女が魅せられている古い歌の中にあるのは
今の時代が失った空であり、希望だ。
この小説のタイトルはもちろん、


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