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「ボブ・ディラン三十周年記念コンサート」から二年が経った。その間、ディランはすっかり「ライヴの人」となってしまった。いや、「なってしまった」というのは語弊があるかもしれないが、一九九二年にリリースしたスタジオ・アルバムGood as I Been to Youと、翌年一九九三年に出したWorld Gone Wrongはトラディショナルなフォーク、ブルーズで固めたものだった。ライヴ・ツアーは休むことなく続けられていたが、「ディランはオリジナル曲を書けなくなってしまった」との声も聞かれる状態だった。意図的な原点回帰なのか、アメリカ音楽のル…

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