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評論・エッセイ

町田1、2018年

東京を撮る 7

シリーズ第七回です。冒頭のエッセイに於いて、遂に片岡義男氏による被写体の見つけ方、写真の撮り方の一端が明かされています。写真の舞台は2018年5月、初夏の町田の街。夏に向けて何かを準備しているような街の雰囲気が、その空気ごと捉えられています。「被写体とは色と造形だ」と語る氏が、その目で見つけた町田の街の中の、撮りたいと感じたものが並んだ写真を見ていると、その瞬間に街がどのように動いているかを感じられるような気がします。今回、街のイメージは女性とお酒に象徴されるようにも見えます。「東京を撮る」シリーズの中でも、最も新しい時に撮られた街を…

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