編集者が語る「僕も彼らを書く」第7回 「裏打ち」は難しい
「バックビート」とは、言わずと知れた「裏打ち」のことだ。四分の四拍子の曲ならば、二拍めと四拍めにアクセントを置くスタイルで、ロックンロールなどの基本リズムのひとつである、とも言えるだろう。とこう書くと、簡単のように思えるが、このバックビート、なかなか難しいのだ。手拍子に置き換えると、手を打ったときが「表拍」となり、直後の「休み」の瞬間が「裏拍」である。この裏拍のときにドラムスのスネアを叩くと、それがバックビートとなる。これがキマるとカッコイイ。リズムがハネるのだ。少しだけ突っ込み気味、つまりややバックビートが走り気味でも、それはそれで…
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