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評論

幸せと才能の関係の物語

「ハリーだってよ」
 と自分が言ったのを、いまでも僕は覚えている。レコード店のなかで友人に言ったのだ。『トロピカル・ダンディー』の細野晴臣さんは、ハリー・ホソノだった。ここでは片仮名で書くけれど、たとえばそのLPのジャケットでは、もちろん、英文字で書かれていた。友人の返答も僕は覚えている。
「ハルのほうが好みだけどなあ」
 と、友人は言った。
 Haruomiの最初の三文字から、HaruomiがHarryになるのは、ごくあたりまえのことだ。rではなくlを使って、Haluomiとし…

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