夏だ。トンボが飛んでいく。十字架はついに地上から解き放たれる
『ワン・サマー・ラヴ』〔One Summer Love(1976),N.Richard Nash,Bantam Books.〕というタイトルを日本語にするなら、ひと夏の恋だろうか、それとも、ある夏の愛だろうか。ペーパーバックの裏表紙には、次のような文句が印刷してある。
「ふたりは映画館のなかで出会った。彼女は売店でキャンディーの売り娘をしていた。彼はそこでポップコーンをひと箱にキャンディー・バーを十七個も買った。ほかにどうすることも出来ないまま、彼女はその彼に惚れてしまった」
タイトルはワン・サマー・ラヴ…
底本:片岡義男エッセイ・コレクション『本を読む人』太田出版 1995年
- #太田出版
- #彼女
- #本
- #夏
- #アメリカ
- #ペーパーバック
- #母親
- #エッセイ・コレクション
- #日本語
- #女
- #1995年
- #小説
- #本を読む人
- #精神
- #日本人
- #秋
- #映画
- #息子
- #施設
- #水平線のファイル・ボックス 読書編
- #映画館
- #ワン・サマー・ラヴ
- #ひと夏の恋
- #イエス・キリスト
- #キャンディー
- #キャンディー・バー
- #キリスト
- #クレディット
- #スーザン・サランドン
- #トンボ
- #ドラゴンフライ
- #ボー・ブリッジェス
- #ボー・ブリッジス
- #ポップコーン
- #十字架
- #売り娘
- #売店
- #宗教
- #宗教小説
- #小さな町
- #彼
- #心理作用
- #恋
- #愛
- #支柱
- #横木
- #母
- #町
- #異常傾向
- #羽根
- #著者
- #血
- #裏表紙
- #記憶喪失
- #遺伝
- #N.リチャード・ナッシュ
前の作品へ
次の作品へ