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評論・エッセイ

主体的に判断しながら様子を見る日本

主体的に判断しながら様子を見る日本


二〇〇三年十月二十九日(*日付については、「まえがき」参照)

 いわゆる国際社会、つまり世界各国の複雑微妙な関係の重なり合いのなかで、日本はどのような考えにもとづいてどの位置に立ち、どんな方向に向けてなにをしようとしているのかといったことがらをめぐって、次のような言いかたが最近になって特に多用されているようだ。僕の目にすらとまるほどだから、多用ぶりは異常と言っていいのではないか。思いつくままに列挙すると、次のようになる。


初出:ウェブサイト『先見日記』NTTデータ 二〇〇三年十月二十八日
底本:『影の外に出る──日本、アメリカ、戦後の分岐点』NHK出版 二〇〇四年(『先見日記』を一部加筆訂正)

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