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エッセイ

いつもの自分の、いつもの日本語

 かつて日本の首相がアメリカのTV局で時局討論番組に出演したとき、放映されたその番組を僕は見た。このときのこの番組に対する、あるひとつの視点からの感想は、すでに別の本に書いた。今度は別の視点から、さらに少しだけ書いておこう。
 その首相は英語の出来る人として知られていた。自らも英語には自信があったのだろう、彼はその番組に通訳なしで出演し、男性三人女性ひとりの、合計四人のアメリカ人ジャーナリストと対峙した。
 慣れない異国で、しかも出演することにほとんど意味のない番組で、初めから四対一の不利となるというような…

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