オートバイが走ってきた
ステーション・ワゴンではダメなのだ、やはりオートバイでなければ
まるで別々の2つの作品を接合したかのように
およそ途中までの展開からは想像もできないようなラストがやってくる。
女と男と女。3人のあいだには親密な関係がありつつ
微妙な温度差があり、従来のような関係を維持しにくくなっている。
3人の中の1人の女性は、借り物のステーション・ワゴンに乗っている時と
自ら乗ることに決めたオートバイと共にある時とではなにかが違う。
その「なにか」に向けて物語は過去へと遡行してゆき、
そして、まさか、とあっけにとられるラストシー…