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小説

いい女さまよう

今やシャッター街となった商店街で生まれ育った長谷川那美。彼女のさまようための旅物語。

残暑が続く中、地元の四国へフラリと戻った長谷川那美は、マンガの原作を主な仕事にしている。今やシャッター街となった商店街で生まれ育った彼女は、地元のショッピングモールでレストランを成功させている兄のダットサン・トラック720を借りて、地元を徘徊します。若い女性とダットサンが奇妙にマッチする地方都市の風景と、大きなショッピングモールで飲める自慢のコーヒー、兄の仕事上のパートナーの女性との食事。彼女の地元での徘徊は、そのまま、彼女の仕事であるマンガの原作へと繋がっていきます。さまようための旅の物語です。

底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月
初出:「IN THE CiTY」2013 Winter issue Vol.7 Sucker DJs

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