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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

情景の手帖 雨と風の設計図 3

 昨年の後半から今年の春先にかけて、写真家としての彼女の定期的な仕事は、月刊誌の連載がひとつだけだった。主として著述の世界で著名な人たち、そしてどちらかと言えば年齢の高めの人たちが、『我が心の町』というタイトルのもとに、読み切りのエッセイを提供する。タイトルのとおり、その書き手にとって心の町と言える場所について、自由に文章を綴る。編集部からファクシミリで送られてくるその原稿を彼女が読む。そしてエッセイのなかに書かれている場所へ彼女が出向き、文章にふさわしい風情のある写真をカラーで撮影してくる。四ページなので写真は三点は必要だ。初めの二…

『キャシー・マム』二〇〇四年春号

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