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評論・エッセイ

片岡義男のアメリカノロジー ピンボール・マシーンが1台ほしい。

 一九七六年の五月まで、ニューヨーク市ではピンボール・ゲームのマシーンは法的に許可されていなかった。一九四二年、当時の名物市長だったフィオレロ・ラガーディアが、ピンボール・ゲームは賭博性が濃厚であるという理由によって、禁止してしまったのだ。ニューヨークではすでにピンボール・ゲームのマニアたちがニューヨーク・シティ・ピンボール・トーナメントをおこなったりしているが、まだ法的にピンボールの認められていないところが多い。
 ピンボールは、いまでは「フリッパーズ」あるいは「フリッパー・ゲームズ」と呼ばれることが多い。斜めになった台…

『POPEYE』一九七七年七月二十五日号

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