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片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

バドワイザーの8オンス罐

あっけらかん、と、8オンス罐

仲の良い女ともだち、2人。ちょっと久々に会う週末。
楽しく飲んでいるうちに、興が乗って、
知人の男性を呼び出すことになった。
男はステーション・ワゴンを持っていて、
海を見たくなったら横浜へ。車の中では飲みっぱなしだ。
女性2人が、時間をおいて酔いつぶれても、
男が面倒をみることになろうとも、
あっけらかんと屈託のない時間が過ぎていく。
たとえ二日酔いになったって、冷蔵庫には、
自分の好きな8オンス罐がある。

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